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ティボルド編『シェイクスピア全集』

 古典学者であり、劇作家でもあったルイス・ティボルド(Lewis Theobald, 1688−1744)は、ポープ編『シェイクスピア全集』の恣意的な改訂を批判し、その誤りを具体的に指摘したが、自ら「シェイクスピアの真正なる本文には忠実に従い、多くの誤り、欠陥もそのまま残す」という方針で編纂、注釈と修正を加えてクォート版の形で出版したのが本全集である。フォリオ以後に出版された全集としては、ロウ、ポープに次いで3番目になる。
 全集のタイトルページの次にMr: Wm Shakespeare(語尾に ‘e’ が付いている)とキャプションのついたシェイクスピアの肖像画が置かれ、次いで第1巻のタイトルページ、ティボルドによる「献辞」と「序文」、ジョン・ミルトン、ウイリアム・ダヴナント、ベン・ジョンソンの3詩人が書いた「シェイクスピア賛歌」がある。
 なお、第7巻の巻末に、編者が集めたシェイクスピアの刊本が 「信頼性のあるエディション」、「ほどほどの信頼性があるエディション」、「信頼性のないエディション」に分類された一覧表が添えられている。

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