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『伊勢物語頭書抄』

 江戸時代には、『伊勢物語』や『源氏物語』などの古典文学が版本となって出版された。学問的なものもあったが、庶民向けに註を付け、絵入で解説したものが多い。本学図書館には伊勢物語関係だけでも、11種の版本がある。本書は元表紙・原題簽を有しているが、本学図書館所蔵の『頭書伊勢物語』(替表紙にある書き題簽による書名。『伊勢物語頭書抄』と同じ内容だが合本にしてある)と比較してみると、表紙見返しと冒頭一丁分が欠落していることがわかる。本文に合わせ半丁の挿絵が随所に入り、頭注がついている形式である。絵師は初期浮世絵界を代表する菱川師宣で、『伊勢物語』の世界をわかりやすく図解し、絵本としても楽しめるようになっている。

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