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トマス・ハーディ『ダーバーヴィル家のテス』

 本書はハーディの14編の長編小説の内の12番目の作品で、彼の代表作の中でも映画化されるなど、最も人気の高いものである。没落した旧家の「清純な乙女」テスが無情な運命に弄ばれ、遂には形だけの夫を殺害し、「遅すぎた」が最後には純愛を貫くという話で、彼のリアリズムの面目躍如たるものがある。
 最初は1891年7月より『グラフィック』誌に連載されたが、これは1891年より3巻本として出版されたものである。装丁は滑らかな黄褐色のタン皮で、金による2本のスイカズラの茎にその花をあしらったデザインからなっている。

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