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『遊女図』

 中央で縦に切り上下に繋いで、柱にかけて鑑賞した浮世絵が「柱絵」である。江戸で流行した浮世絵であるが、実用的な浮世絵であったため現存率が極めて低く、保存状態の良いものが少ない。上方で出されたものは極めて珍しいが、本学図書館には本作の他にも同じく有楽斎長秀が描く柱絵四図『町娘図』『西王母図』『女三宮図』『寒山拾得図』があり、すべて版行されたままの状態で残っている。
 長秀は京都の絵師で、このような錦絵だけでなく、絵本や読本の挿絵、歌舞伎絵尽し(絵と短文であらすじを記したもの)の表紙、合羽摺(型紙の上から刷毛で着色する技法)や黒摺の浮世絵やおもちゃ絵など幅広い作品を残している。

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