ゲーム作品におけるSF世界のコミュニケーションを分析。
キャラクターの身体性を観察し、未来の「伝える」を探ります。
©2018 Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
講師
甲南女子大学文学部メディア表現学科講師
高尾 俊介
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講義テーマをさらに深めるための関連資料
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Detroit: Become Human(ソニー・インタラクティブエンタテインメント、2018年)
3体のアンドロイドを操作するアドベンチャーゲーム。場面ごとのプレイヤーの選択によって、物語が無数に分岐していく。
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僕たちのゲーム史(星海社新書、2012年)
「ボタンを押すと反応する」「物語をどのように扱うか」の観点から日本における約30年間のゲームの歴史を辿っていく。
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Avatars(2017年)
多様なオブジェクトにインターネットを経由してログイン(憑依)。ものについたカメラやマイクで展示空間を体感する作品。
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われはロボット 決定版(ハヤカワ文庫SF、2004年)
SF小説9編収録の短編集。人間への安全性、命令への服従、自己防衛を目的とした「ロボット工学三原則」が示された。
参考文献
- Quantic Dream開発『Detroit: Become Human』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント、2018年)
- さやわか著『僕たちのゲーム史』(星海社新書、2012年)pp.10-11
- 菅野創+やんツー《Avatars》(2017年)https://special.ycam.jp/avatars/
- ittousai「Google、Pixel 4に「Soli」レーダーを搭載。ハンズフリー操作でアンビエント・コンピューティングへ一歩」(Engadget、2019年)https://japanese.engadget.com/jp-2019-07-29-google-pixel-4-soli.html
- Neuralink「Introducing Neuralink」(2019年)https://youtu.be/kPGa_FuGPIc
- アイザック・アシモフ著、小尾芙佐訳『われはロボット 決定版』(ハヤカワ文庫SF、2004年)
- ※スライドで使用している映像、画像の一部には、教員による網かけなどの編集がなされています。
講義から思い起こされた受講者のエピソード
文字の誕生にはじまり、まだ見ぬ未来のメディアまで、
インターフェイス研究者・水野勝仁とともに、その変遷を追っていく。(全5回)
甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授
水野 勝仁
甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授
水野 勝仁
1977年生まれ。メディア・アート、インターフェイス研究者。国際基督教大学卒業。名古屋大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了(博士・情報科学)。現在、甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授。メディア・アートやインターネット上の表現をディスプレイと向かい合い続けるヒトの認識のアップデートという観点から考察しつつ、同時に「ヒトとコンピュータの共進化」という観点からインターフェイスの研究も行っている。
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85min
見えないものを形にする、魔術的な存在として誕生した文字。手書き文字にみる音と感覚、AIによる手書き文字、“女子の文字”流行の歴史などを辿り、人と文字の関わりを紐解く。
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91min
ボタンで文字を残すようになったわたしたちは、果たして「書く」ことに懐かしさを感じるのか。現代における打ち文字・絵文字のあり方から、デジタル時代の“思い出”を探る。
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86min
肉体から切り離された「声」のみでつながる道具の発明に、人々は心を大きく揺さぶられた。電話交換手との恋、都市伝説、リカちゃん電話など、数多のエピソードから電話という道具を考える。
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89min
ポケベルの流行、インターネットの登場、そしてSNSの台頭する時代へ。日々、目まぐるしく流行やサービスが移り変わるなか、わたしたちは思い出を共有することが可能なのか、論じていく。
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72min
わたしたちは、手に持てるデバイスを扱う最後の世代と言っても過言ではない。物質なしに、愛着や思い出は生まれうるのだろうか。VR普及前夜、未来の思い出のあり方を想像してみる。
遠い未来の社会を舞台としたアニメ・ゲームなどの作品から、
未来と現在における「話す・書く・伝える」を多様に紐解いていく。(全3回)
甲南女子大学文学部メディア表現学科講師
高尾 俊介
甲南女子大学文学部メディア表現学科講師
高尾 俊介
1981年生まれ、情報科学芸術大学院大学修了(修士・メディア表現)。メディア研究者、クリエイティブコーダー。詩を書くように自由にコードで自己表現する活動、デイリーコーディングを提唱、実践している。近年のデジタルテクノロジーの民主化に伴って、リベラルアーツとしてのメディア表現に関心を持ちながら作品制作を行っている。