手に持つ道具やものを介さずに、コミュニケーションを行う時代。
VR技術が普及していくなか、未来の思い出のあり方を探ります。
講師
甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授
水野 勝仁
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講義テーマをさらに深めるための関連資料
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プレイ・マターズ 遊び心の哲学(フィルムアート社、2019年)
ものや空間、人間、人間関係など、多様な事象からなる「遊びの生態系」から遊びをとらえていくゲームスタディの新潮流。
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写真の理論(月曜社、2017年)
英米語圏の写真キュレーターや写真理論家、写真家ら5人による重要論考の翻訳版。編訳者による100頁の詳細な解説も付属。
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VRは現代の魔術だーーゴッドスコーピオンが見通す、人間の能力が拡張した近未来(2018年)
現代魔術を標榜し、VRやMRを中心に作品制作・開発を行う作家にその活動、魔術やオカルティズムについて聞いた取材記事。
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“Designing Fluid Interfaces”(2018年)
「iPhone X」に搭載される、流れるような操作性が特徴のUI「Fluid Interfaces」についてのセッションの様子。
参考文献
- 渡邊恵太著『融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論』(BNN新社、2015年)p.214
- みふねたかし《油絵を描く画家》《カメラで撮影している人》《友達と撮った写真シール》《ペーパーレス化》《写真を見せている人》《おもちゃで遊ぶ親子》《おもちゃを壊す子ども》《携帯電話(4世代・5世代)》《一家団らんのイラスト(スマートフォン・笑顔/無表情)》《SNSが表示されたスマートフォン》《電子マネー対応の賽銭箱》《スマートフォンを持って集合している人》《スマホの形をした脳》(いらすとや) https://www.irasutoya.com/
- ミゲル・シカール著、松永伸司訳『プレイ・マターズ 遊び心の哲学』(フィルムアート社、2019年)p.82
- 甲斐義明編訳『写真の理論』(月曜社、2017年)pp.169-170
- Real Sound テック「VRは現代の魔術だーーゴッドスコーピオンが見通す、人間の能力が拡張した近未来」(2018年)https://realsound.jp/tech/2018/03/post-164627.html
- 「Designing Fluid Interfaces」(Apple、2018年)
- ※スライドで使用している映像、画像の一部には、教員による網かけなどの編集がなされています。
講義から思い起こされた受講者のエピソード
文字の誕生にはじまり、まだ見ぬ未来のメディアまで、
インターフェイス研究者・水野勝仁とともに、その変遷を追っていく。(全5回)
甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授
水野 勝仁
甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授
水野 勝仁
1977年生まれ。メディア・アート、インターフェイス研究者。国際基督教大学卒業。名古屋大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了(博士・情報科学)。現在、甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授。メディア・アートやインターネット上の表現をディスプレイと向かい合い続けるヒトの認識のアップデートという観点から考察しつつ、同時に「ヒトとコンピュータの共進化」という観点からインターフェイスの研究も行っている。
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85min
見えないものを形にする、魔術的な存在として誕生した文字。手書き文字にみる音と感覚、AIによる手書き文字、“女子の文字”流行の歴史などを辿り、人と文字の関わりを紐解く。
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91min
ボタンで文字を残すようになったわたしたちは、果たして「書く」ことに懐かしさを感じるのか。現代における打ち文字・絵文字のあり方から、デジタル時代の“思い出”を探る。
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86min
肉体から切り離された「声」のみでつながる道具の発明に、人々は心を大きく揺さぶられた。電話交換手との恋、都市伝説、リカちゃん電話など、数多のエピソードから電話という道具を考える。
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89min
ポケベルの流行、インターネットの登場、そしてSNSの台頭する時代へ。日々、目まぐるしく流行やサービスが移り変わるなか、わたしたちは思い出を共有することが可能なのか、論じていく。
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72min
わたしたちは、手に持てるデバイスを扱う最後の世代と言っても過言ではない。物質なしに、愛着や思い出は生まれうるのだろうか。VR普及前夜、未来の思い出のあり方を想像してみる。
遠い未来の社会を舞台としたアニメ・ゲームなどの作品から、
未来と現在における「話す・書く・伝える」を多様に紐解いていく。(全3回)
甲南女子大学文学部メディア表現学科講師
高尾 俊介
甲南女子大学文学部メディア表現学科講師
高尾 俊介
1981年生まれ、情報科学芸術大学院大学修了(修士・メディア表現)。メディア研究者、クリエイティブコーダー。詩を書くように自由にコードで自己表現する活動、デイリーコーディングを提唱、実践している。近年のデジタルテクノロジーの民主化に伴って、リベラルアーツとしてのメディア表現に関心を持ちながら作品制作を行っている。